周りの生徒達もこの光景には去年1年間で慣れたもので、誰も驚かない。 「21.20ぅー」 20秒を切った頃、みなみはやっと下駄箱で上履きを履き替える所までやってきた。 ここではもうカウントダウンは聞こえていないが、きっとまだ数え続けているのだろう。