ほんっとに南って可愛いなー。
彼女絶対できないでしょw

「あれ?萌1人ご飯?」

私が1人で弁当を食べてるのを見て南が声をかけてきた。

「ううん、ともちゃんもいるよ!アソコで彼氏としゃべってる」

「ふーん」

興味なさそうに返事をすると私の弁当をガン見する。

まさか…

「お!また玉子焼き入ってる‼いただき
っ」

いやそうにじーっと見ていると

「いーじゃん、萌ん家の玉子焼きうまい もん♪」

南は玉子焼きをつまむと口にほうりこんだ。

「いっつもタダ食いしやがって!作って
返せ!」

「やだー」

なんなんだこの野郎!!
南のくせに!!!!

ぎゅーっと南のほおを思いっきりつねる。

「ひたひ(いたい)そろそろもろる(そろそ ろ戻る)じゃっ♪」

南はそーゆーと私の手を除けて教室に戻って行く。
と同時に住所ともちゃんが戻ってきた。

「おかえり、ともちゃん!」

ともちゃんはすれ違った南をじーっとみながら言った。

「南ってよく萌になついてるよねw
あいつ萌のこと好きなんじゃねーの?」

ハッwなーに言ってるんだかwwww

「あの南ちゃんだよ?」

「鼻で笑ったー!!」

「あはは^^」

だってあるわけないじゃん。
私たちに男女の境界線なんてありゃしないのさ。