キミのテディベア




俺は咲良のことを考えながらもバスケに集中した


相手が同じ3年だから負けたくなかった


しかも三組には負けたくない


咲良のクラスの男子には負けたくない



バスケってだけで注目度高いのに決勝だから周りは人ばっかり


同じクラスだけじゃなくてほかの学年も見に来てる


『きゃーっ!!樹理先輩かっこいい!!』


俺がシュートするたびに聞こえてくる歓声みたいなやつ


俺がかっこいいとか有り得ない


お世辞でしょ!!


よくわからないけどどうしても優勝したくなってきた


優勝したら咲良に自慢してやろ(笑)