「待ってよ、悠哉~!」


そぅ言って俺のもとに
駆け付けてきたのは……笑美。



「お前が遅すぎんだよ!」

クシャ…

そぅ言って笑美の頭をなでた。




笑美はなでるといつも俺の大好きな笑顔をみせてくれていた。

そんな君が大好きだったんだ。




俺たちは学校公認のカップル

幼なじみ。
小さい頃からずっと一緒に過ごしてきた。
俺・笑美・瞬・美咲の4人で…。






家もすぐそばにあるから
4人で毎日登校していた。
何をするにもいつも4人一緒だった。

そんな俺たちは中3の秋を迎えた。