「え!?良いの!?」 いや、サクがサボろうって言ったんじゃん。 「別に。どうせ私も今日はもう授業に出ないつもりだったし。」 「・・・ふーん。ユズって意外と不良少女。」 「サクだって不良少年じゃん。」 私がそう、むくれて言うと 「フフッ、ユズかーわいいっ。」 頭をなでてきた。 「バカ。」 だから手を振り払ってやった。