!!サクが突然大きい声だすからビックリした。 「ユズが要るの!!ユズじゃなきゃ、意味ない!!」 「っな、んで??」 「俺はユズと組みたい。俺たちのバンドにはユズが必要なんだよ!」 ・・・バカじゃないの? そんな事言われたら断れないじゃん。 アノヒトに見つかる?? それはたしかに怖い。 でも、アノヒトは私の歌声なんてもう聞き分けれないだろう。 それに1ヶ月だ。 ここまで言ってくれるサクに命運を委ねてみよう。