天使か!?



「恵子さん、意識回復したって」


「マジか、良かった……

もう会っていいの?」


「ああ、今真菜ちゃんが話してる」


「真菜が!?

何話してんだ?

心配だな……」


「盗み聞きする?」


そして俺達はドアに近づき聞き耳をたてた




「自殺なんかしようとしてごめんね

変な迷惑かけちゃって」


「ううん、私は、私は………


ごめんなさい!

私のせい!

私がお母さんを守ってれば……」


「そんなこと………」


「私、お母さんの気持ち良くわかる

一回本気で自殺しようとしたことあるから


だから、本当に悪いと思ってる


周りに頼れる人がいなくて寂しい


一人ぼっちで悲しい


そう思ってたんだね


今までお母さんのこと知らないで、他人だとか言って無視してた


何もわかってなかった


本当にごめん」


「ううん、私がいけない

あなたに母親らしいこと今まで一回もしてあげられなかった

あなたが自殺しようとしたことも知らなかった

こうやって面と向かって話すのも初めてよね

だから今本当に嬉しい


あなたが産まれた時みたいに


娘が私のことをこういう風に思っていて

すごく嬉しい


だから自殺なんかしようとしたことすごく後悔してる

娘がいるのに、なんでこんなことしようとしたんだろうって

だから………親でいていい?

このまま……」


「もちろん……

私もお母さんの娘でいたい

もう一人ぼっちじゃないよ、私がいる


私がお母さんのこと守ってあげるから」


「真菜…………」





「良かった………」


真菜、やっとわかったんだ母親の思い


気持ちが伝わったんだ



「うっ、うっ、恵子さん……」


「おい、泣くなよ、兄貴!

気持ち悪いから」