「練習終わり!」 その声がトラックに響いた時には、空はもう真っ暗で。 「あぁ〜そういえば、」 顧問が口を開いた。 「最近、この辺で女子中高生を狙った事件が多発しててなぁ〜男子は近くの女子を送っていくように。」 自然と私は、淳矢と目を合わせた。 淳矢は、近づいてきて、 「帰ろっか」 そう言って微笑みけてきた。 「うん」