「うっぅ...」 ひとりで公園で遊んでいた。 昔から調子に乗るくせがある私はこの日も調子に乗っていた。 見栄を張るようにブランコを漕いでいるとふと手を離してしまった。 空を舞うようにしてブランコから放り出された。 時がゆっくり流れ、スローモーション。 「あ。」 きっと周りからしたら一瞬の出来事。 だけど、私は自分が落ちる瞬間が見えて強く目をつぶった。