―ガラッ


「あら、李咲。目覚めたのね。よかったわ。」

「お母さん、私...」

「李咲に言っておかなくちゃいけないことがあるの。あと、りゅーくんにも。二人の将来について。」

「二人の将来?」


いきなりお母さんが言いだすから、笑ってしまった。

けど、二人の視線が下を向いてるのに気付き、口をつむった。