保健の先生が尋常ではないと判断して私は救急車に揺られて病院へ。 目を開けた時には、痛さはすっかりなくなっていた。 「李咲?」 声をかけてきたのは、幼なじみで恋人の川澄琉希。 「りゅー...。」 「り、さ。大丈夫、か?」 なぜか言葉は途切れ途切れで。 「そう、ならよかった。」