部屋に入って、ケータイの時計を見た。
22:00と表示された。
行弘さんとの出来事を早く、蒼に、伝えたくて…
寝てるかなとか、思いながら蒼に電話をした。
プルルプルルプルルプルル
『どぉーした?絆』
『寝てた???』
『ううん起きてた。』
『そぉー何だ。』
『絆今から、絆ん家行っていい』『えっ?いいけど、どぉーやってお手伝いさんに頼んで行くわ』
さすが、笹倉家…
笹倉蒼のお父さんは、笹倉財閥の社長さんだから、すごいなぁ…
20分後に、蒼が来た。
蒼を見た瞬間に、何故か泣いてしまった。
蒼は、優しく
「話し聞くよ」
と言ってくれた。
「あのね、あのね、ゆっ、行弘さんと付き合う事になりました。」
一瞬、びっくりした表情してた、蒼だったが、すぐに
「よかったね」
と言って優しく抱きしめてくれた。
