「ちょっと!朔弥ってば!」




どんどん進んで行ってしまう朔弥に声をかける




「………」




やっと止まってくれた…




「ねぇ朔…「アイツ誰?」



え……?




見れば、朔弥は真剣のような、怒っているような顔で私を見ていた




「友達だよ?ただの…」


「友達だったら二人で遊ぶのかよ?」




なにそれ



「百合が来れなくなったんだもん、しょうがないじゃん!」




私だって、二人でなんか遊ぶつもりじゃなかった


なのに、なんで責められなきゃなんないの?