―――ある日。
(pi-pi-pi...メール)
あ、翔だ。
「ゆんちゃん...電話したい」
翔はなぜか深刻そうで悲しそうなメールを送ってきた。
「番号教えて?」
あたしは翔に番号を聞いて電話をかけた。
(pururururu...電話)
「もしもし、翔?」
「...ゆんちゃん」
「なしたの?」
「......」
「翔...?」
「お父さんに殺されかけた...」
「え...?」
彼は泣いていた。
声はかすれて...。
あたしはなぜか胸がズキズキと痛んだ...。
何かを思い出したかのように。
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