「んでさ、何組なの?」


「1。」

愛果が素っ気なく答える。


「1年1組っ‼1ばっかりだねっ☆」


「そぉ〜?」


わーん、愛果冷たいよぉ(泣)

いつもこんなんだけどね。


「1組ってどこかな‥‥。」


「2階らしいけど?」


私と愛果はとりあえず2階へ行く。


(広いなぁ‥‥)


それがこの学校の第一印象。


さすが、マンモス校‼
友達100人も夢じゃないなっ♡


じゃなくて、1組はどこだっ⁈

プチ迷子やん‼


そこへ丁度よく先生らしき人が通りかかった。


ナイスタイミングっ☆

ここぞとばかりに声をかける。


「あの‼1年1組ってどこですか?」


「そこの角を曲がったらすぐだけど‥‥」

と指をさしながら先生らしき人は言った。


その方向をちらりと見てみると

(‥‥あった。)


灯台もと暗しっ‼


恥かいた‥‥////


「ありがとうございます‼」


その先生らしき人はさっさと行ってしまった。


「愛果〜行こぉ。」


「あー、うん。」


2人で角を曲がった。


1組は目の前だった。