中学1年冬▼ 「付き合ってください」 ありきたりなこのセリフ。 私はバスケ部の先輩を呼び出して 今この状況に至る。 -------------ごめん。 そう来るのも分かりきったことだった。 冷たい風が吹き抜ける渡り廊下で 微妙な沈黙が続けられる。 「ごめん。瑠璃は妹みたいな存在で・・・ 今までそんな風に思ったことなくて」