愛するが故に・・・

『和真さん…ありがとう。』

私は和真さんにお礼を言うと、和真さんは私を抱きしめて…


「礼なら言葉だけじゃなくて…」


そう言いながら唇を重ねた。

和真さんの顔はいつもと同じ顔になっていた。

っていうか…いつもの意地悪な感じに…


和真さんは私を抱きしめそして軽々と持ち上げた。

いわゆる御姫様だっこっていうかんじ。

急に体が浮いたことで、私は和真さんの首にしがみついた。


「理香…今日は積極的だな。」


そんなんじゃないのに…

私は文句の一つでも言おうと口を開こうとしたけど、それはできなかった。

和真さんが私の口をふさいだから…

そして、和真さんは私をベットの上にそっと下ろしてくれた。