愛するが故に・・・

扉を見ると、和真さんが怖い顔をして入ってきた。

隣で飲んでいる父は背を向けていて和真さんはまだ、気が付いていない…


「理香…夜出歩くなと言ってるよな。

 どういうことだ。説明しろ。

 勝手なことしてると、部屋から出せねえようにする」



そんな…私はちょっとだけって思っただけなのに…


『ごめんな「おめーも小せえ男だな・・・女くらい自由にしてやれ」・・・』


私の言葉に父が言葉をかぶせてきた。

和真さんは当たり前のように父に文句を言いだした。