愛するが故に・・・

『もしもし…理香です。』


「ああ、久しぶりだな。元気にしてるか?」


『うん。体は元気だけど…なんとかなんない?』


「高山の事か…そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだがな・・・
 
理香、きついか?」


『ウン。大事にしてもらってるのは分かるんだけど…ここまでされると息が詰まる。

 今マスターの店に来てるんだけど…』



「あいつの店にいるのか…
 
ちょうどいい。今向かってるところだ。久しぶりに電話じゃなく、

あえそうだ。 待ってろよ。」