「久しぶりだな。元気にしてたか?」 そういって、わたしの頬に顔を寄せる竜也。 小さい頃からの癖だ。 「うん…竜也、どこにいたのよ!?」 思わず、怒りをぶつけてしまう。 だってコイツは、あたしの人生を めちゃくちゃにした、張本人なのだから。