あたしと竜也は無言のまま学校を出た。
あー、気まずいなぁ。
こういう雰囲気、苦手なんだよね…
でも、家が近づくにつれて、ぎゅっと結ばれていた緊張の糸は少しずつほどけてきた。
「この前さ、コンビニ行ったんだ。そしたら…他の客がね…」
「うんうん…」
「アニメのコスプレしててさぁー!」
「えっうそ!それって絶対…」
「「アニヲタじゃんっっ(笑)」」
2人で笑いあえるなんて…
本当に懐かしくて。
竜也があたしの考えを察したように、笑顔で言う。
「何年ぶりだろうなー」
あたしは答える。
「10年ぶりくらいかな?…」
「そっか…そんくらいだな」
「でも…でもどうして竜也はあたしのことが分かったの…?」
「じゃあ、なんで綾音も俺のこと分かったの?」
「確かに…えへへ」
それからしばらく、あたしたちは家の前のベンチに座って昔の話をした。
あー、気まずいなぁ。
こういう雰囲気、苦手なんだよね…
でも、家が近づくにつれて、ぎゅっと結ばれていた緊張の糸は少しずつほどけてきた。
「この前さ、コンビニ行ったんだ。そしたら…他の客がね…」
「うんうん…」
「アニメのコスプレしててさぁー!」
「えっうそ!それって絶対…」
「「アニヲタじゃんっっ(笑)」」
2人で笑いあえるなんて…
本当に懐かしくて。
竜也があたしの考えを察したように、笑顔で言う。
「何年ぶりだろうなー」
あたしは答える。
「10年ぶりくらいかな?…」
「そっか…そんくらいだな」
「でも…でもどうして竜也はあたしのことが分かったの…?」
「じゃあ、なんで綾音も俺のこと分かったの?」
「確かに…えへへ」
それからしばらく、あたしたちは家の前のベンチに座って昔の話をした。