「えっ…別にそんなんじゃ…」

「じゃあ、コレ食べて?……ん?」


俺は少し無理やりに

葵の口にチョコを押し込んだ。


「旨い?」

「ん~」


葵はモグモグとチョコを食べ始めた

その瞬間―――――、


「…ッん?!!!」


俺は少し強引にキスをした。


そして………。

彼女の口の中からマッコリ味のチョコを頂き、

さらに、蕩けたチョコを回収するように

何度も何度も舌を絡めて……。


「もう!!////////」


顔を赤く染める葵に


「泡盛は?」

「えっ?」

「ん」


俺は目と顎でチョコを促すと

葵は照れながら四角いチョコを手にした。


「ん、じゃあ、それも食べて?」

「えぇっ?!」

「今日はバレンタインなんだろ?」

「……////////」

「ん」


俺はチョコを手にしている葵の手を

彼女の口元へ持ち上げると……