「じゃあ、１番のおすすめは？」
「んー、マッコリか泡盛かな？意外と美味しかった」
「ふ～ん、じゃあ、マッコリちょうだい」
「あっ、うん」
葵は箱に入っていた栞を見て、
三角のチョコを手にした。
「はい////」
葵は少し照れながら
俺の口にチョコを入れようと。
俺はそんな彼女の手からチョコを取って。
「えっ？食べないの？」
「食べるよ」
少し残念そうな表情を。
俺はそんな彼女を見ながら
チョコをつまんだまま……。
すると、
不思議そうに俺を見つめる葵。
フフッ、
何で食べないのか気になるんだろうな？
俺は不敵に微笑んで、
「葵、バイトお疲れ様。ハイ、あ～んして？」
「えっ？これ潤くんのだよ？」
「いいから。糖分は疲れた時に少量摂取するのが効果的だよ。近未来の医師がいう事、信じられない？」
