俺は軽くシャワーを浴びて、
葵がシャワーをしに行くのを横目で見ながら
倒れ込むようにベッドに潜り込んだ。
数カ月の疲れが一気に押し寄せ、
俺はいつの間にか深い眠りに…。
朝方、目を覚ますと俺に寄り添う葵が。
久しぶりに心置きなく彼女の寝顔を
たっぷりと堪能する俺。
見てるだけでは満足出来ず、
寝ている彼女の唇を無意識に奪う。
やっぱり、最高なんだよなぁ…葵の唇。
マジで媚薬でも仕込んでんじゃないのか?
無意識のうちに執拗に啄んでいると、
「……ッん?」
ヤバッ、葵が起きてしまった。
「おはよ、葵」
「……ん…おはよ」
まだ、寝ぼけ眼で俺に抱きつく葵。
俺はそんな彼女の頭を撫でて…。
「今日、バイト?」
「……うん…バイト」
「終わるの何時?」
「ん…多分…20時は過ぎると思う」
「そっか」
少し上体を起こして俺を見つめながら



