Special Edition



3日間の医師国家試験を無事に終え、

どっと疲れが出始める頃、自宅へ到着。



―――――――カチャッ


パンッ、パンッ…パンッ!!


「「「おかえり~♪」」」


玄関のドアを開けると、

姉貴と弥生さん、そして葵が

満面の笑顔で出迎えてくれた。



「ど、どうしたの?」

「潤、『どうしたの?』じゃなくて『だたいま』でしょ?!」

「あっ……んー。ただいま」



仁王立ちの姉貴の威圧感に圧倒され

俺は唖然としながらも、空返事をした。



すると―――――、


「ん!試験お疲れ~!!さぁ~久々にどんちゃん騒ぎするよ~!!」

「よ~し!!一晩中飲むよ~楓~!!」



姉貴と弥生さんはテンション激高で

リビングへと消えて行った。



玄関に取り残された俺と葵。