「…あると、安心出来そうだから////」
―――――なるほどな。
淋しさを紛らわせたいってわけか。
「別に構わないけど。ってか、俺が付けたい。男除けに」
「ッ!?////////」
顔を赤く染めた葵のセーターの襟元を
少し強引に引き下げて……。
チュ~~チュッ……チュッ。
鎖骨より少し上の白い首筋に、
深紅の薔薇を1つ咲かせた。
そして、柔らかい彼女の髪を少し掻き上げ
耳のすぐ下の首筋にもう1つ深紅の薔薇を。
「あ、ありがとう////////」
「フッ、どう致しまして」
照れている彼女をギュッと抱きしめ
「今日から俺の隣りで寝てよ」
「へ?」
「勉強が捗らないのは、葵不足が原因みたい」
「えっ?」
「こうして、葵を抱きしめてないからピリピリしてたんだと思う」
「ッ!!////////」
「だから、これからはラブラブ全開で……な?」
「?!////////」
俺は目を丸くする葵に深い口づけをした。



