嬉しそうに微笑む彼女を見て、
堪らず、彼女の身体の向きを変え
「…葵」
少し驚いた様子の彼女。
その瞳は涙で潤んでいた。
俺はゆっくりと彼女の唇に唇を重ねた。
少し、ぎこちない俺達のキスは
空白になっていた時間を示しているようで
俺は胸の奥がキューっと痛んだ。
彼女の唇はいつもと変わらず柔らかいのに
俺が変わってしまったんだろうか?
まだ付き合い始めて3か月だというのに。
俺は彼女を愛おしむように優しく抱きしめ
空白になってしまった時間を埋めるように
熱い…熱い……口づけを。
抱き寄せる腕に重みを感じて、
俺はゆっくりと唇を離した。
すると―――――、
ッ!!////////
恍惚の表情をした彼女が俺の腕の中に。
なっ…何てエロい顏してんだよ。



