ゆのはゆっくり瞳を閉じた。


俺は彼女の唇にそっと口づけを。

ほんの1時間ほど前に熱いキスをしたのに、

もう、恋しくて仕方ない。


軽く啄むと……。

!!!???

えっ?

今、ゆのが……啄み返した?


俺は確かめるように

ん?!…やっぱり!!

フフッ……。


いつも俺からのキスを待っているゆの。

けれど……。



俺を待っているのではなく、

俺を追い求めてくれている。


新年早々、俺を興奮させやがって。



お互いに深く求め合う口づけ。

俺は意識を手離し掛けている

ゆのの帯を…振袖を……。



長襦袢姿のゆのを抱き上げ、寝室へ。



「……えっ?……あっ?!」



ベッドへ下ろされ、漸く気付いたゆの。


けれど、既に遅し。

俺は腰ひもに手を掛け、キスを落とす。