「おい、どうかしたのか~?」


大声を聞きつけた叔父様が心配して姿を現した。


「ちょっと、聞いてっ!!小町ちゃんが妊娠したんですって!!」

「えっ、それ本当っ?」

「あっ………はい////」

「おぉ~!それはめでたいなぁ♪おめでとう、大和、小町ちゃん」

「あ、ありがとうございます/////」

「ありがとう、叔父さん。これからも宜しくお願いします」

「うん、困った事があれば何でも言いなさい」

「小町ちゃん、本当におめでとうね」

「……ありがとうございますっ」


叔母様は私の手をギュッと握り、目に涙を浮かべた。


「そうと決まれば、早じまいだな」

「そうね!!」

「えっ?!」


何やら意気揚揚と2人は階段を下りて行ってしまった。


「大丈夫なのかしら?」

「いいんじゃねぇの?たまには」

「…………そうだね」


再び窓の外に視線を向け、彼の腕の中にすっぽりと納まると、


「明日は墓参りに行こうな」

「うん♪」

「来週あたりに有給取るから、小町の両親に報告するのはそれまで我慢してくれよな」

「うん、全然平気だよ」


優しい声音に反応するように彼の顔を仰ぎ見ると、