「小町、健吾さん達が到着したって」
「はぁ~い」
スマホを手にして、大和が外へと促す。
私は叔母様達に会釈して、店の外へと出ると。
「小町」
「…………ん」
店の入り口から駐車場へ向かうだけなのに、大和は私に手を差し伸べて来た。
子供じゃないんだから、はしゃぎ過ぎて転んだりしないし。
志帆ちゃん達に手を繋いでる姿を見せるのは、かなり恥ずかしいのに。
でも、彼にはそんな事は通用しない。
彼の手をそっと掴むと、そんな私の手をギュッと握り手繰り寄せる彼。
「寒くないか?」
「うん、大丈夫」
今日は絶好のお花見日和。
例年の気温より5度程高く、丘陵地のここだとちょうどいい気温。
心地良い風がサラサラと吹いていて、頬を撫でる風が何とも言えない爽快感を呼ぶ。
駐車場に着くと、車のトランクから荷物を下ろしている2人がいた。
「志帆ちゃん!」
「あっ、小町せんぱぁ~い♪」
可愛らしい笑顔で両手をブンブン振る志帆ちゃん。
私も釣られて手を振り返すと、



