少し照れ臭そうに食べてくれた。
「ん、旨いな」
「でしょ?!」
大皿に少しずつ盛られた
クリスマス・スペシャルセット
その名の通り、
美しいスイーツがギュッと詰った
至極の盛り合わせ。
甘く、柔らかく、そして冷たい。
大人風味のほろ苦さも相まって
至福のひとときを堪能した。
「潤くん、このお店…どうやって調べたの?」
「ん?」
「そんな暇なかったでしょ?あっ…」
「何?」
「……もしかして、昔の恋人と来「違うよ!!」
「えっ?」
「大学病院の患者さんで美味しいと評判のカフェを経営してる人がいるって……教授に教わったんだ」
「………」
「で、頼み込んで紹介して貰った」
潤くんは少し照れながら話してくれた。



