「俺もお願い事があるんだけど?」
「えっ!?」
絢は驚愕といった表情で、
俺の顔を見入ってる。
「この俺様が一生懸命教えてやったんだ」
「えぇっ!?」
「丁寧に教えてやったお礼は?」
「えぇぇぇ~~~ッ!?」
俺が口角を上げてニヤリとすると、
急にアタフタ、パニクり始めた。
俺はそんな絢に容赦なく…
「目、閉じろ」
「えっ?」
俺は無言で見つめると、
恥かしそうにギュッと目を瞑った。
その顔も何とも堪らねぇ~。
こんな顔、俺以外の男には…
ゼッテェ見せたくないな。
俺はそっと唇を重ね、優しく抱きしめた。
強張った身体が少しずつ治まりかけた頃合いに。
俺の悪魔魂がメラメラと…。
小さく息を吐き出した絢の耳元で、



