Special Edition



テーブルの上を簡単に片づけている杏花。


「杏花、シャワーは?」

「あっ、私は先に済ませてる」

「ん、じゃあ軽く浴びて来るな?」

「うん。着替えを用意しておくね?」

「あぁ、頼むな?……チュッ」

「ひゃっ?!!////」


片付けに夢中で俺の方を見ない杏花の首筋に

乾いたリップ音をさせたキスを仕掛け、

俺は浴室へと姿を消した。




お風呂から上がると、杏花はバスローブ姿で

窓辺で煌びやかな夜景を眺めていた。


俺は静かに彼女の背後に……。


「キャッ?!!」

「何で着替えたんだよ」

「ッ?!////////」


俺は彼女を後ろから抱きしめ、

耳元で意地悪く囁いた。


「俺が脱がしたかったのに…」

「だって////あれは凄く脱ぎ辛いし////」

「んな事、関係ないだろ」

「もう////」


くるりと俺の方へ振り返り、抱きつく杏花。

ったく、恥かしがるのは仕方ねぇか。


そんな風に自分に言い聞かせていると、