Special Edition



って事は、2カ月以上も前から

コレを準備してるって事か……。


フッ、俺はマジで杏花に愛されているらしい。

ヤバッ、無意識で顔が蕩けだす。

俺はそれを悟られないように

杏花に見られないように視線を逸らして。


それを勘違いした杏花は


「呆れた?」

「はっ?!何で?」

「ちょっと幼稚過ぎたかなって…」

「いや、愛情がこもってて、俺は感動してるけど?」

「ホント?」

「あぁ。マジでありがとうな」

「……うん////////」



思いがけない妻からのサプライズ。

嬉しすぎて、この想いをどうやって返そうか。



「要、お料理が冷めちゃうから、食べよ?」

「ん?………ん~……」


あどけない笑顔を振りまく杏花につられ

すっかり俺も食事ムードに……。



俺らはワインを飲みながら

ゆっくりと創作料理を堪能し、

……極上の時間を過ごした。