翻弄したつもりが翻弄されて、それが無意識のうちの態度だと知っているからこそ、いじらしくて堪らない。 愛してる、なんて…俺が最も言わなさそうな言葉を、彼女になら何の恥ずかしげも無く伝えられる。 穏やかな時間が過ぎていく、冬のカフェテラス。 真っ赤な彼女の手を取って、俺は鼻歌でも歌い出しそうな軽い足取りで、彼女の家へと向かったのだった。 end. 。