『何でかわかる?』




「は?なにが?
つかマジ何だって聞いてんだけど?」




『柚瑠があんたに仕返ししねぇ理由だよ。』




「俺の質問答えろよ!
わかるわけねぇだろ!んなことどうでもいいよ!」




『柚瑠、優しいからだよ。』




「知らねぇよ!」




『柚瑠、すっげ女みてーだろ。』




「みたい、じゃなくて
もう女そのものだな!ハッ!」




『そのくせ荒々しいし。』




「無理矢理男ぶってんだよ!」




『生意気だろ。』




「あぁ!っちょーーー生意気!」




『だからそれが余計むかついて、
あんたは柚瑠をいじめた。』




「そうだよ!悪いか?」




『へぇ、いじめたんだ。
イジったんじゃなくて、
い・じ・め・た、んだぁ~』




「…あっ…、っ死ね!」




『ふはは、ほれ。これ見てみろ。』




「携帯…」




『気づかなかっただろ?
録音してたんだぜ。』




「なっ…!い、今のっ…」




"だからそれが余計むかついて、あんたは柚瑠をいじめた。"
"そうだよ!悪いか?"




『音質バッチリ!あはっ』




「てめっ」