届け!





「テメェ伊月!俺のサーモン取るんじゃねぇよ!」




「ケチだな。いくらでも流れてんだから取れよ自分で。」




「流れてねぇよ!今1個しか流れてなかった!」




「んじゃ注文すりゃぁ…って、
あ!テメェ取るなよ!」



「ふんっ、ざまぁみろブタノケツ~」




「くっそやろっ…!





…あ?あれ、爽花さん?」









「爽花さん!」




突然、声をかけられた。




気づかれないと思ってたのに、




「よ、泉。」




気づかれた…。




「なにしてんすか?こんなとこで。」




いや、何してるもなにも、寿司食ってんだよ。




「男連れって生意気だなぁ。
しかも2人も!」




…兄弟ですから。