届け!





相変わらず、くらは人気で
待ち時間があった。




それでも夕方には家を出たから
待っても30分ほどだったけど。




…だったけど、




「うわ、見てあれ。
不良。くらに不良が来てる。」




向かい側に座る柚瑠が半笑いで、
レーンをはさんで、輝とあたしが座る席から斜め後ろあたりを指差した。




チラリ、振り返って確認してみれば、




「ホントだ、喧嘩してるし。
こんなとこでも喧嘩ってはた迷惑な奴ら。」




輝の声もはっきりと耳に入ってこなかった。




あたしは、固まった。




「なに、姉ちゃん。
なんで固まってんの。」




喧嘩をしている、そのはた迷惑な不良2人組を見て、
あたしは固まった。




なんで…なんで…




「おい、爽花?」




なんでアイツらがいるの!?




「ねーちゃーん。」