「りおん」

ハッここは?


「りおんの部屋だ」

「かっくん」

母様死んじゃっただよね。

「かっくん、母様死んじゃったよ。もう、父様しかいないよぉ。かっくんぅ」


「……ボソッ」

え?本当に?


「りぃも」

かっくんが耳元でいってくれた言葉は意外で「好きだ」だった。でも、そのお陰で少しは元気になれた。

ふぇ

「泣くなって」

「うん、かっくんだーいす「りおーーーん」

ちっKYが。


「おいりおん。楓くんと結婚しないかい?あ、婚約しなさい!」

はぁ?
「でも、かっくんが」

「いいですよ。最初からそのつもりでしたから」

??
「最初からそのつもりってどういうこと?」

「いわせるか?それを」