涙ペットボトル





「確かに、奏太さんは、

優しいと思います」


あたしは、うつむきながら

廊下のど真ん中で喋り出した。



「………うん」



「奏太さんは、先輩だし、

あたしのことちゃんとわかってくれるんだと思います」




「うん。」



「楽…………なんだと思います。」




「……………」




「穏やかに恋が出来ると思います。



けど、あたしの気持ちが揺らいだり

涙が溢れるような想いをしたり


名前を呼ばれただけで胸が苦しくなったら


やきもち妬いたり、


怒ってるのかなって心配したり


こんなに苦しいくらい一緒にいたい


そう想うのは─……………」




たった………一人なんです。



あたしは、声に力が入った。



「優太くん………だけです…!」





何してるのかな?



廊下のど真ん中でこんな、のろけ

ちゃうなんて、ばかだよ─………。



みんな見てる。



丸聞こえ。



恥ずかしすぎる。



でも


うそなんかじゃ………ないよ……?