「…何コレ」「…き、昨日のお礼、です」
朝、学校に入ってすぐに見かけた彼
普通に手を突き出して彼の手にお礼を置いた
私が持っていたのはレモンキャンディー
もちろん、もらったものではないヤツ
「ふはっ、俺と同じことしてるし」「いや、何も持ってなかったし…」
「気にしなくてもよかったのに」
これっぽっちも気にしてなかったけど…
優佳に言われたから、何て言えない…
ふと思い立ったように私の顔を見た
「あ、お礼ならレモンパイ、食べたい」
「…じゃあ、今日奢ります」「じゃなくてー!!」
…あそこのレモンパイじゃないところ?
「泉が作ったレモンパイが食べたい」「…いや、無理です」
材料もないし…最近は作ったことがない…
「俺、もうじき誕生日だから食べたい、ダメ?」
いや、ダメって…
そんな風に聞かれると…
「…分かりました」「あ、あと敬語禁止ね」「…うん」
朝、学校に入ってすぐに見かけた彼
普通に手を突き出して彼の手にお礼を置いた
私が持っていたのはレモンキャンディー
もちろん、もらったものではないヤツ
「ふはっ、俺と同じことしてるし」「いや、何も持ってなかったし…」
「気にしなくてもよかったのに」
これっぽっちも気にしてなかったけど…
優佳に言われたから、何て言えない…
ふと思い立ったように私の顔を見た
「あ、お礼ならレモンパイ、食べたい」
「…じゃあ、今日奢ります」「じゃなくてー!!」
…あそこのレモンパイじゃないところ?
「泉が作ったレモンパイが食べたい」「…いや、無理です」
材料もないし…最近は作ったことがない…
「俺、もうじき誕生日だから食べたい、ダメ?」
いや、ダメって…
そんな風に聞かれると…
「…分かりました」「あ、あと敬語禁止ね」「…うん」
