――ガチャ… 部屋のドアが開いて、17歳くらいの男の子が入って来た。 「大丈夫か?」 その男の子が尋ねた。 あれ? どこかで聞いたことある声だ。 少し上を向いて考えると… あ!! 思い出した。 …私が倒れた時にしゃべっていた声と同じだ。 キッとその男の子を睨んだ。 すると、 「すまない!!」 急に男の子が頭をさげた。 「?」 私は目を丸くする。