――『ナッタリア、ナッタリア』
列車のアナウンスが駅の名前を放送する。



「よし、降りるぞツキ」

「うん」


2人は列車から降りた。


そこは綺麗で大きめの駅だった。

「街はすぐ近くにあるな。」

キッカが地図を見ながら言った。

「どんなとこだろうね?」

「さぁ?でもターニアよりは賑わってると思うぞ。」