「とりあえず、3個目の駅で降りるぞ」 「そこに村が?」 「村って言うより街だな、金も無駄遣いできないから、歩けるとこは歩かないと」 「ふーん」 ツキは外の景色を見ながらキッカの話を聞いていた。 ツキには初めて乗る列車からの景色に眼を輝かせていた。 私の故郷はどんな所なんだろう…