マーサが呼びかける。


「「?」」


「これを。」

マーサは両手からネックレスを出した。



「私と村長からです。お守りがわりに。」

そう言うと、黄緑の細長い水晶がついたネックレスをツキに、青の水晶がついているものをキッカにつけた。



「「ありがとうございます。」」

二人はお礼を言う。


「いいですかツキ、一人ではできないこともあるのですよ。」


「?…はい。」


「キッカ、一人で突っ走ってはいけませんよ。」


「はい。」


ツキにはマーサのアドバイスが良くわからなかった。



そして、

「いってらっしゃーい!」

「頑張れ〜!」



みんなの応援を背に二人は出発した。