「キッカは優しい子です。
きっとツキを支えてくれるはずです。
ツキはキッカが嫌いですか?」



「そんなことないです」

ツキはブンブン首を振る。


「そうじゃ。キッカはこの村から出たことないから良い機会じゃ。」


村長も言う。




「そうですか?」


「さっ、お主も準備しておいで。」

そう言われてツキは自分の部屋へ戻った。