「えええーーーー!村を出るぅ!?」 キッカたちが叫んだ。 「うん、少し前から考えてたんだ。」 「でも…。」 「私はやっぱり自分の記憶を探すために旅に出ようと思う。」 「ツキ、ずっとこの村にいていいんたぜ?」 「ありがとう、キッカ。」 「ツキの気持ちはわかりました。」 今まで黙っていたマーサが口を開いた。