恋に恋して恋をする。

「何か自信ないんだよね~。亮平が思ってるのと同じくらい好きかどうか」


「亮平くんのこと、あんま好きじゃないの?」


「好きだよ。一緒にいて楽しい、気も合うし……ただ……」


「ただ?」


「今日のさゆ見て衝撃受けた。私、亮平を想ってあんな風に泣いたことないなって……」


つかさは持っていたポッキーを一口、パキンと食べた。


「あっさも彼氏と超信頼しあってるって感じだしさ、私の恋愛って軽いな~…」


…………何かアドレスしなきゃ…


と、思ったけど、気の聞いたセリフなんで出るわけもなく……



「ごめん。恋愛経験なさすぎて、何もいいこと言えないや」


「やっだ!謝んないでよぉ」


つかさは私の右肩をバシバシたたいた。