素直に・・・

リビングに通され

『ここに座って・・・』

立ってる私をソファーに案内してくれた。


机の上には沢山の書類と
パソコンが置いてあった。
本当に仕事だったんだ・・・

キッチンからコーヒーを入れて持ってきてくれた。
黙って飲んでいると



『どうしたの?』

沈黙を破ったのは太田さんだった。


『さっきはごめんなさい。』

『こちらこそ・・・
 帰ってきちゃったからさ~
 本当はあんなこと言うつもりじゃなかったのに・・・』

『ううん、私が悪いの。
 ちゃんと言わないから・・・』

『・・・・・』



『あのね、私・・・・


 太田さんの事が好きです。』


言えた、やっと・・・
すると直ぐに


『え?本当なの??
 俺はてっきり嫌われて避けられたと思ってた。
 だから・・・』

『告白されたとき、すごく嬉しかったの。
 実は私も太田さんの事を前から見てたから。
 私たち、同じことしてたみたい。』