素直に・・・

あっという間に日曜日になってしまった。

15時に太田さんが来ることになったから、気合を入れて部屋の片づけをしてみた。

今までの彼氏たちも家には入れたことがない。
嫌ってわけじゃないけど・・・
何となく、自分の全てを知られたくなかったから。


お茶の準備もしたし、部屋もよし・・・
あとは太田さんが来るだけ。

15時になるのを、時計をじっと見て過ごした。




【ピンポーン】



チャイムの音が鳴り、モニターを見る。
そこには待っていた太田さんが立っていた。